いったい誰を幸せにする捜査なのですか。/草薙厚子

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出版社/著者からの内容紹介
検事の嘘、罠、暴言とは......『僕はパパを殺すことに決めた』の著者が、供述調書漏えいをめぐる検察の策謀に真っ向から反撃し、自宅への強制捜査と、19回に及んだ取り調べの「攻防」をリアルに再現した。なぜ検察は彼女を狙ったのか?その背景には、彼女の人格を貶める虚偽のブラックメールの存在があった!
 草薙氏のジャーナリストとの姿勢に対してはいろいろな意見があるだろうが、この秘密漏洩罪による精神科医の起訴は国家権力による権力の乱用以外の何ものでもない。そもそも法務省の姿勢が、同じリーク本なのに酒鬼薔薇事件の著作と「僕パパ」ではまったく温度差があった。
 本文ではそうした検察との赤裸々なやりとりが描かれている。草薙氏の思いがけないスピリチュアルな側面も・・・なんだか田口ランディをちょっと思わせる・・・
 少なくとも巻末の弁護士の解説(草薙氏の前著がもっと発達障害に力点を置くべきだったという意見はまったく同感)と、精神科医の自らの行為に対する信念については読んでおくべきだと思う。
いったい誰を幸せにする捜査なのですか。
いったい誰を幸せにする捜査なのですか。草薙厚子

光文社 2008-04-23
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