寺山修司の自分語りみたいなフィクションとしての「本当の話」。見知らぬ男性を変装して尾行し、あるいは探偵を雇い、自分が雇っているとは知らせずに自分を尾行させ、その間にであう風景をカメラに収めていく。町で偶然であった男女を自宅に招き、ベッドで寝てもらいその寝顔を撮影する。「本当の話」として提示される断片的な物語とそれに添えられる写真。何だか鏡像と実体との境目があいまいになり、奇妙な気分にさせられる。
| 本当の話 | |
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