オオカミ少女はいなかった 心理学の神話をめぐる冒険/鈴木光太郎
心理学も他の科学と同様に捏造された実験、観察がたえないという話。とりあげられていのはオオカミ少女、サブリミナル効果、サピア・ウォーフ仮説、双子研究、赤ん坊の抱き方、動物による言語学習、プラナリアの記憶学習実験、ワトソンによるアルバート坊やの条件付け、です。おもしろさ(あざとさ)としてはローレンス・スレイターの「心は実験できるか」2006-01-10 - 裕’s Object Relational Worldの方が上ですが、こちらはきちんとした心理学的方法論を学ぶためにも役立ちますね。
オオカミ少女はいなかった 心理学の神話をめぐる冒険 | |
鈴木 光太郎 新曜社 2008-10-03 売り上げランキング : 42207 Amazonで詳しく見るby G-Tools 関連商品 暴走する脳科学 (光文社新書) 「集団主義」という錯覚―日本人論の思い違いとその由来 プルーストとイカ―読書は脳をどのように変えるのか? マインド・ウォーズ 操作される脳 サブリミナル・インパクト―情動と潜在認知の現代 (ちくま新書) |