何か最初にブリーフ・セラピーは他のセラピーに比べていいぞー、みたいに書いちゃうところがとっても短期療法的じゃないなーと思います。
短期療法、家族療法の翻訳は概してよくないなー、と思うけど、これはやっぱり「細部を切り捨てる能力」なのかなとリフレームしました。巻頭言にも「面倒なことは忘れた方がいいよ」と書いてあるし。
■アバディーン王(Lord Aberdeen) が来客にふと「ただひとつ遺憾なのは、あなたが短期滞在でないことです」と口をすべらせてしまったような心情にさせないことです。(p.15)
while avoiding the sentiment unwittingly expressed by Lord Aberdeen, to a guest.:"My only regret is that your stay is not shorter."
(試訳) アバディーン卿が「残念なのはあなたの腰が重いってことなんです」と来客に思わず漏らしてしまったような気持ちにならないように
そういうふうにこの本は簡潔に書かれているという話が意味が逆になってしまいました。
■「終わらないうちは終わりじゃない」(p.71)
ブリーフ・セラピーの原則―実践応用のためのヒント集 | |
John F. Cooper 岡本 吉生 藤生 英行 金剛出版 2001-06 売り上げランキング : 235353 Amazonで詳しく見るby G-Tools 関連商品 短期療法の展開―問題から解決へ Do One Thing Different: Ten Simple Ways to Change Your Life 精神分析とブリーフセラピー―時間への疑問と挑戦 ブリーフセラピー入門 短期療法解決の鍵 |