ドナ・ウィリアムズは自閉症当事者のライターとして有名ですけど、著作は始めて読みました。森博嗣のある種の作品の文体、特にS&Mシリーズに登場する天才科学者真賀田四季博士を何か連想しました。
彼女の住むオーティスティックワールドは幽体離脱体験や意味ある偶然の一致、ADHDアレルギー説やマイナスイオンの影響など結構スピリチュアル+疑似科学な世界なのですね。他の著作もそのうち読んでみます。
訳者もけっこうユニークな方ですが、ルビを多用したユニークな文体が訳文としてはあっているようです。ただ mind を「悟性」と訳すのはなんとなくぴんと来ませんでした。
自閉症という体験 | |
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