極めてパーソナルな世界の考察「16歳からの学 「あなた」と「わたし」と「世界」をめぐって/高岡健」

 「あなた」という母なる世界を断念することによってひらける「わたし」という古典的な母子分離による世界の展開を文学論を通じて。
 いまひとつしっくりこないのは、極めてパーソナルな世界観の展開なのに、考察される世界がブンガクの世界で著者という<わたし>はどっかにいっちゃってるからかな。

16歳からの<こころ>学 ~「あなた」と「わたし」と「世界」をめぐって (特別講義 2)
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青灯社 2009-10-28
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