『吾輩は猫である』を題材にしたうんちく本。病跡学的には統合失調症とか診断されることが多い漱石だが、その根拠とされる過敏なまでの探偵恐怖。もちろん『猫』にも探偵への嫌悪感は描かれているのだけれど、そこには現実的な根拠があるのではないか、という考察がおもしろかった。
「吾輩は猫である」の謎 (文春新書) | |
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