「性同一性障害/K.J.ズッカー S.J.ブラッドレー」
性同一性障害に関する生物学的、社会科学的観点からの広範なレビュー。
以前、精神分析学会で今は亡きパウリーナ・カーンバーグ博士の子どもの性的同一性障害の話を聞いたときの印象では、やはり性ホルモンの影響が大きいという印象を持っていましたが、この本が提唱するモデルとしては
性同一性障害は、強い緊張感に対する子ども自身の気質上の脆弱性と不安定な母子関係との相互作用による心理的不安定さを基礎として形成される。(p.332)
とのことでした。
性同一性障害――児童期・青年期の問題と理解 | |
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