「身体醜形障害 なぜ美醜にとらわれてしまうのか/鍋田恭孝」

 自分の身体に関してほとんど妄想に近い醜さの確信をもってしまう身体醜形障害。何人か身体醜形障害の方のセラピーを経験したことはありますが、なかなか治療へのモチベーションを継続するのが難しくてうまくいきませんでした。
 精神科医の鍋田先生は多くの症例と接する中で、時には美容整形をうまくモチベーションなどに使いながら多くの患者さんの回復に力を貸しているようです。心理教育、認知行動療法、力動的精神療法などのエッセンスを取り入れた折衷的で現実的なアプローチという感じです。

身体醜形障害 なぜ美醜にとらわれてしまうのか (こころライブラリー)
身体醜形障害 なぜ美醜にとらわれてしまうのか (こころライブラリー)鍋田 恭孝

講談社 2011-08-26
売り上げランキング : 59080

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

関連商品
変わりゆく思春期の心理と病理―物語れない・生き方がわからない若者たち
不安でたまらない人たちへ―やっかいで病的な癖を治す
発達障害のいま (講談社現代新書)
実体験に基づく強迫性障害克服の鉄則35
森田療法 (講談社現代新書)