セラピストが体験した奇妙な事例集。牛とセックスする男性とか、宇宙人と交信する女性、カルト宗教にだまされて亡くなった人をミイラにしていた家族の話(日本にも似たような事件がありましたね)とか。
セラピストの方もクライアントである娘が父親と性的関係をもつのを受容するとか、うつ的になった大学生を養子にする(現実療法のグラッサー)とかすごい話が出てきます。
ちょっと趣味悪くて下品な話が多いですね。スコット・ミラーとかインスー・キム・バーグの事例は短期療法の普通の事例のような気がしましたが。
あと、エリスに逝去の訳注を入れるなら、インスー・キム・バーグとジェイ・ヘイリーのところにも入れると良かったですね。
第13章を執筆しているブラッドフォードー・キーニーの著作「デッド・ヘッズのための狂気の知恵の話:グレイトフルデッドへのシャーマンの手引き」ってちょっと読んでみたいです。
- p.38 コチコチの太棒をつきだしてるんですよ」「コチコチ?」私は自分の理解が正しいかどうか自信がなかった。 訳者はsticking を名詞と思ってしまっていると思う。hard-on が名詞でsticking がこれを修飾している。 → どでかいのが完全に勃起してるんですよ」「ボッキですか?」私は聞き違えたのかと思って言った。
- p.312 三角関係の結婚 a three-person marriage 三角関係のニュアンスはないでしょう。 → 三人で結婚しているようなもの
- p.388 本書は、2001年に出版された → 2003年(?)
ダイニングテーブルのミイラ セラピストが語る奇妙な臨床事例―セラピストはクライエントから何を学ぶのか | |
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デッドを知らない人のために。グレイトフルデッドというロックバンドのファンがデッドヘッズです。