「マンガで学ぶうつ病治療記―中学生宇津成人くんと高校生尻沢美香さんの場合/松下裕貴」

 大分大学医学部グループによるマンガによる子どものうつ病入門。マンガも元看護師の方が描かれています。
 しかしこの「うつなると」くんとか「しりざわうつか」って命名はどうなんだろう。なぜ「しりざわ」しかも「美香」と書いて「みか」じゃなくて「うつか」・・・。他の登場人物のネーミングもみなそんなかんじ。なるとくんをいじめる男の子が「ねたみゆうぞう」、親友は「しんのともや」、うつに最初は無理解な父親が「うついさむ」、理解のある母親が「うつかなこ」、精神科医は「やまいなおたろう」「なやみのる」、看護師が「いやしますよ」、担任が「おかえり」・・・。って、内容よりこっちに気を取られてしまいます。
 うつなるとくんはいじめによって抑うつ状態になってしまった中学生、しりざわうつみさんは、祖母の死と受験をきっかけにリストカットうつ病になってしまった高校生。しかし初診で受験直前の高校生に入院を勧める大学病院って・・・ひょっとして大分大学病院はそんな入院患者を受け入れてくれるのかしら。


マンガで学ぶうつ病治療記―中学生宇津成人くんと高校生尻沢美香さんの場合
松下 裕貴

マンガで学ぶうつ病治療記―中学生宇津成人くんと高校生尻沢美香さんの場合

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