「猫ノ眼時計」/「サブカル・スーパースター鬱伝」/「スペンサーのボストン」/「昔ばなし村」/「京都四季の彩り」

猫ノ眼時計/津原泰水

 久々に猿渡−伯爵シリーズの短篇集。巻末に猿渡の年表が付いていたが、ほんとに災難つづきの人生だね。伯爵と巻き込まれる奇妙な事件の珍道中もいいけど、表題作のような静謐な話も良いね。
 最初の「日高川」には北山修先生作詩の「花嫁」が効果的に引用されてました。

猫ノ眼時計 (幽明志怪)
猫ノ眼時計 (幽明志怪)津原 泰水

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サブカル・スーパースター鬱伝吉田豪

 筆者の「サブカルの人は40過ぎてうつになる」という仮説検証を試みて10人のサブカル業界人にインタビュー。ただ、オーケンもいっているように別にサブカルじゃなくても40代過ぎればうつ的になるってことでしょうね。もうちょっと最初にインタビューイーの病歴というか、うつエピソードのまとめみたいなの書いておいてくれないとなんだかよくわからないです。
 最後に香山リカ先生が乗っていたので、リカ先生もうつ?と思ったけれど、これは精神科医の立場からの解説でした。

サブカル・スーパースター鬱伝
サブカル・スーパースター鬱伝吉田 豪

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スペンサーのボストン/熊谷嘉尚 ロバート・B・パーカー

 図書館で本を受け取ってまだ借りられる本があれば写真集を借りるようにしている。時間がなければ中もろくにみずに適当に選ぶ。
 そういう本とは意外な出会いもあって面白い。
 何か写真集らしくない本だな、と思って借りたら作家ロバート・B・パーカーのハードボイルド小説のゆかりの地を巡った写真集だった。ようはこの間よんだ「京都ぐるぐる日記」ハードボイルド版みたいな感じだ。
 パーカーの短篇も載っていたけれど、文脈がわからないとよくわからない。確かにボストン紹介みたいな短篇だった。
 ボストンは都市と田舎が適度にまざっていていい街なんじゃないか。もちろんいったことはなくて、ボストンといってまず思い出すのはバンドのボストンなんだけど。

スペンサーのボストン
スペンサーのボストンロバート・B. パーカー 熊谷 嘉尚

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昔ばなし村/鹿野よしえ

 80年代から90年代の遠野の写真集なんだけど、どうみても50年から60年代にしかみえない・・・。写真のサイズはもうちょっと大きくてよかったんじゃないか。

昔ばなし村
昔ばなし村鹿野 よしえ

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京都四季の彩り/岡田正人

 現代人は京都というとわびとかさびとか渋い色彩を思い浮かべるかもしれないけれど、これは原色のまさに花やかな彩りで埋め尽くされた原色の京都。

京都 四季の彩り
京都 四季の彩り岡田 正人

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Sat, Nov 10

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