500-01-01から1日間の記事一覧

精神分析の方法Ⅰ セブン・サーヴァンツ

ウゥルフレッド・ルプレヒト・ビオン/法政大学出版局 ようやくビオンの主著書が翻訳される。原著の「セブン・サーヴァンツ」はビオンの4論文集、「経験から学ぶ」、「精神分析の要素」、「変形」、「注意と解釈」の合本。日本版は2冊ずつをまとめて上下巻と…

Clinical Seminars and Other Works

「ビオンとの対話 そして最後の四つの論文」 ビオン/金剛出版 講演の部分は、日本語にした時にやっぱり語られた言葉であるようにしてほしいなと思う。 例えば、p.94 「依存」は、乳房やそれを吸うことへの口の依存でしょう。 わからなくはないけど、話し言…

Clinical Lectures on Klein and Bion(1992)

「クラインとビオンの臨床講義」 岩崎学術出版クラインとビオンの臨床講義R. アンダーソン Robin Anderson 小此木 啓吾 岩崎学術出版社 1997-01売り上げランキング : 808,239Amazonで詳しく見るby G-Tools

Melanie Klein Today (1988)

「メラニー・クライン・トゥデー」 E.B.スピリウス編 岩崎学術出版 クライニアンの古典的論文の集大成。

Wilfred Bion (1994)

「ウィルフレッド・ビオン」 Gerard Bleandonu / The Guilford Press ビオンの最初のまとまった伝記をフランス人が書くというのもおもしろい。スタイルがきっとラカンに似てるからかな?Wilfred Bion: His Life and Works, 1897-1979Gerard Bleandonu Columb…

Bion and Group Psychotherapy (1985)

「ビオンと集団精神療法」 Edited By Malcom Pines / Routledge & Keagan Paul ビオンの集団理論に焦点をあてた論文集。集団精神療法を行ってた時代や、ノースフィールド軍隊病院時代のビオンに関する証言も含まれている。「第4基底的想定」の Hopper も執筆…

ビオン入門/グリンベルグ・ソール・ビアンチェディ

高橋哲郎先生の訳。基底的想定集団からグリッドまで。 ビオン入門L.グリンベルグ 高橋 哲郎 岩崎学術出版社 2000売り上げランキング : 933,152Amazonで詳しく見るby G-Tools

Experiences in Group (1961)

「グループ・アプローチ」 対馬 忠訳 サイマル出版社 「集団精神療法の基礎」 池田 数好訳 岩崎学術出版 ノースフィールド軍隊病院のリハビリ部門での治療共同体の試み(いわゆる第1次ノースフィールド実験)からビオンが到達した作働集団と基底的想定集団に…

Reference

理論

■グループ心性(Group Mentality) 個人からグループへの匿名の貢献のたまり場(the pool)。グループ心性によってその貢献のなかに明らかな衝動や欲望が満たされる。 ■グループ文化 個人の欲求とグループ心性との間の葛藤に影響を受けて成立するグループの構造…

Theory

発達理論 人は形態的、機能的に劣等な器官を持つとそれを克服するために、他の器官を発達させて代用する(器官劣等性)。アドラー理論ではこの考えを心理的側面に拡張し、次のように考えた。幼児は普遍的に無力感を経験し劣等感(劣等コンプレックス)を感じてい…

Life History

西暦 年齢 1897 0 インド、パンジャブ州 Muttra に第1子として生まれる。妹 Edna と2人きょうだい。(8 Nov) 1905 8 教育を受けるため単身渡英。 1916 19 第1次世界大戦のため陸軍に従軍。(4 Jan) 1918 21 オクスフォード大学クイーンズカレッジに入学。近…

Life History

精神科医。ハンガリー国籍のユダヤ人穀物商の6人同胞の第2子次男として、1870年2月7日、ウィーンにて出生。乳児期にくる病にかかり4才まで歩けなかった。5歳の時には肺炎で死にかける。1895年ウィーン大学医学部卒業後、ウィーン大学病院に勤務。最初に眼科…

Overview

インド生まれのイギリス人精神科医、精神分析家。集団療法の先駆者で、グループを支配する基底的想定集団 Basic Assumption Group(依存、逃走−逃避、つがい)の概念は有名である。メラニー・クラインから教育分析を受け、数学、論理学の影響を受けた難解な理…