Theory

発達理論

 人は形態的、機能的に劣等な器官を持つとそれを克服するために、他の器官を発達させて代用する(器官劣等性)。アドラー理論ではこの考えを心理的側面に拡張し、次のように考えた。幼児は普遍的に無力感を経験し劣等感(劣等コンプレックス)を感じている。人間はこの劣等感を克服し、優越感(優越コンプレックス)を勝ち得て、これを補おうとする(補償)。このような補償がうまくいって成功する場合もあるが、やりすぎてかえって神経症や不適応に至ることもある。



精神生活への3つの入り口

 ①家族付置。

 ②ファースト・メモリー

 ③夢。



ライフ・スタイル

 各個人が社会との関連の中で持つ目標。



目的論

 人間のすべての行動の動機は、行動の目的にある。



遠ざけ

 「ストレスを受けていたり自分に自信のない個人が、問題に対処するさいにとる戦略」(Walrond-Skinner 1986)

 精神分析の防衛にあたる言葉。

 後退、休止、アンビバレンス、偽りの障害の創造の4種類。



社会的関心

 人間に生得的に備わった社会的な関心。



精神的両性具有性 Psychic Hermaphrodism



男性的抗議 masculine protest



人生の嘘 Life Lie



共同体感情 Community Feeling / Social Interest

 人間の行動や情緒を決定づける上での社会の重要性を強調。