メモ

自傷の文化精神医学の間違い

なかなか興味深い本ですが、残念ながら固有名詞まわりがかなり適当ですね。 奥付 1897 → 1987 p.14 ナイジェリア語新聞 → ナイジェリアの新聞 p.31 デュルハム → ダラム p.32 ナデュー → ナドー p.35 彼の中篇小説『ジュスティーヌ』 → 『美徳の不運』 これ…

ウィニコットの「対象の使用」の皮肉

1960年代後半、ウィニコットはニューヨークで「対象の使用について」と題する講演を行う。講演のメインテーマは被分析者の怒り、攻撃性を分析者が生き延びるということであったが、この講演に対して酷評を受けたウィニコットは心臓発作を起こし入院、莫大な…

カーンのアルコール依存とウィニコットの不能

晩年のアルコール依存となったカーンの醜態。 彼(=カーン)はウィニコットの不能のことをくさして毒づいた。 p.257 The False Self ググってみるとウィニコットの不能の話は結構ヒットする。最初の妻アリスとは性交不能だったと。そういえばこの本にもカーン…

今日のメモ

反精神医学のレインを分析したのはチャールズ・ライクロフトですか。 精神分析学辞典Charles Rycroft 河出書房新社 1992-05売り上げランキング : 431411Amazonで詳しく見るby G-Tools関連商品 Atkinson and Hilgard's Introduction to Psychology With Infot…

今日のメモ

精神分析の未来はカーンにかかっている。 エリク・エリクソン(1976) カーンはウィニコットのことを「運命の人」と呼び、ウィニコットはカーンのことを実際には持つことのなかった息子のように思っていた。 カーンは、分析を受けていた人の話によれば、隣の部…

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偽バーター症候群; pseudo-Bartter's syndrome

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PANTA "俺が17〜18の頃かな、ある日新宿の「ACB(アシベ)」の楽屋にダイナマイツの山口冨士夫というギタリストに会いに行った。その時、俺はあくまでも無名の普通のあんちゃんで「日本語のブルース・バンドを作りたいからギターやってくれないか」って話を山…

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医療現場における医師と患者の関係に注目することからパターナリズムという言葉は生まれた。 共依存/からめとる愛 信田さよ子 p.112 paternalism という言葉の初出は19世紀後半らしいから、これは間違いでしょう。

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ヴィルヘルム・シュテーケル、身体醜形障害の古典的事例を報告しているんだ。だけど表記が「ウィリアム・シュテッケル」だ。 via 歪んだ鏡 フロイトの症例、狼男も身体醜形障害。

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最高の復讐とはよく生きることです。 via ここは私の居場所じゃない

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1978年9月13日、武蔵療養所で処遇困難とみられた患者A氏の入院を巡って、担当病棟の医長がA氏に担当をつきつけ、傷をおわせ、「行動療法」を行ったと説明した。 via 精神医療と社会/藤沢敏雄

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「ボーダーライン」って呼ばれる人の切迫感を表現するには、やっぱ文体は「です、ます」じゃだめで「だ・である」じゃないとしまらないな。 via 「ここは私の居場所じゃない 〜境界性人格障害からの回復〜」

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モンテッソリ法にはアヴェロンの野生児の教育法が大きな影響を与えている。 via 隔絶された少女の記録 もし自分が長期目標を達成する様子をまだ思い描くことができなくても、心配しなくてよい。(中略) わたしはそれを「地球平坦症候群 Flat Earth Syndrome」…

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特に最近記事を消した覚えないな。 原稿執筆中。50%くらい書いた。→ 70%くらい書いた。

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フロム・ライヒマンは「分裂病を生み出す母親」という表現を一回使っただけだったが、その表現はあっというまに精神科医の間に浸透した。 病気は break down ではなく、break through としてとらえられるべきだ。 レイン 新生自己感=感覚 中核自己感=欲動 …

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「こころの秘密」、買ってしまった故に読むのが凄く遅くなった。誤植「ヘブライ後」→「ヘブライ語」 ハイデルベルク学派=ヤスパース、シュナイダー vs チュービンゲン学派=クレッチマー こころの秘密―フロイトの夢と悲しみ佐々木 承玄新曜社 2002-04-12売…

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一級症状で有名なクルト・シュナイダー、俳句に関心があったらしい。 via 精神病理学とは何だろうか/松本雅彦 松本先生そういえば「症例マドレーヌ」の訳者だった、とジャネの項を読んでいて気づいた。

ラポール etc

臨床心理学でいうラポールとはメスメルの生体磁気起源だからフランス語なのか。はてなキーワードではNLPの用語という狭義の意味だけが載っている。 ラポール - Wikipedia 分裂病の概念化においてクレペリンは縦断的な時系列の発症過程を重視するのに対し…