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推薦の辞(松木邦裕)
訳者まえがき
概説 マテ-ブランコによるフロイトの無意識の再定式化と内的世界の概念化についてのイントロダクション(エリック‐ライトナー/ティヒット・タケット)第I部 主題
第一章 二重論理構造・無意識・数学的無限
第二章 人間と世界の基本的な自己矛盾第III部 投影・とり入れの過程
第一章 臨床的現実を理解するための指標となる幾つかの概念
第二章 深い水準
第三章 臨床例にみる基本的な自己矛盾第IV部 対称性の錯乱状態 二重理性の錯乱状態 二重モード性の錯乱状態
第一章 三次元的な対象の乗法
第二章 二重モード性の錯乱状態
第三章 夢世界における空間的・時間的な構造の激変第V章 未来に向けて
第一章 対象に概念
第二章 空間・次元 外部/内部についての幾つかのより数学的な概念
第三章 内的世界の概念
付録 メラニー・クラインによる投影同一化の概念の解説(ルチアナ・ホン・テ・マテ)
解説
訳者あとがき
文献/索引 大学に入学した年に、高木貞治先生の「解析概論」でデデキントの切断なんてやりましたね。懐かしいな。デデキントの名前を精神分析の本で見るとは思いませんでした。数学的論理思考と夢の無限性がビオンあたりを通じてリンク。精神療法の書評で平井先生が絶賛して、難解じゃないといっていますがどうでしょうか。ビオンのグリッド理論がぴったりくる人にはお勧めしておきます。
- 横書きで年号を漢数字で書くのは見にくくないでしょうか。「一九〇四年」って異様な感じがしてしまうのですが。まあ、マテ−ブランコらしいといえば、それまでですが。
無意識の思考―心的世界の基底と臨床の空間 I.マテ‐ブランコ
新曜社 2004-11
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