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2001年11月2日〜4日に行われた第2回環太平洋ブリーフサイコセラピー会議の報告です。参加者は豪華な顔ぶれですね。故・小此木啓吾先生、下坂幸三先生はじめ精神分析関連の人も結構参加されていて、精神分析とブリーフの二つの視点から事例を見るなどのセミナーも多く行われたようです。
第2部第1章 逆転移を巡るホイトさんと小此木先生のやりとりは興味深いです。小此木先生はこの後、体調を崩して亡くなって最後の国際学会となりました。彼が自分の体調が悪いことを患者さんに告げるという症例を呈示しているところが何とも言えませんね。
第2部第2章、大阪大学の西沢先生とインスー・キム・バーグ博士のトラウマを巡るディスカッションが白熱しています。
p.35 ビヨン → ビオン
p.93 「東大の学長となられた蓮見さんは映画評論家と思っていた。法律の専門家とは知らなかった」 誰と勘違いされたのでしょうか、蓮見重彦先生はフランス文学・映画論がご専門だと思います。
より効果的な心理療法を目指して―ブリーフサイコセラピーの発展〈2〉 | |
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