コロンバイン・ハイスクール・ダイアリー/ブルックス・ブラウン、ロブ・メリット

 1999年4月20日アメリカ、コロラド州コロンバイン高校の高校生2人が武装して高校で爆破、銃撃事件を起こす(爆弾は不発)。教員含め13人が死亡、犯人の2人も自殺した。
 これは犯人たちの友人であり、事件後共犯を疑われ苦しむことになったブルックス・ブラウンの手によるドキュメンタリ。
 友人が友人を殺すという状況だけでも十分悲惨なことなのに、警察からは事件への関与をほのめかされ、被害者の友人からは殺人者の烙印をおされるなど、さまざまな二次被害が生じている。
 コロンバイン事件の前にも高校では一人の学生が自殺し、事件後には二人の学生が射殺される事件があり、ひとりの被害者の母親も拳銃自殺をしている。銃社会アメリカの異常な実態がまざまざと描かれている。

コロンバイン・ハイスクール・ダイアリー
コロンバイン・ハイスクール・ダイアリー西本 美由紀 他

太田出版 2004-04-22
売り上げランキング : 297569

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

関連商品
そしてぼくは銃口を向けた
No Easy Answers: The Truth Behind Death at Columbine
エレファント デラックス版
ボウリング・フォー・コロンバイン