一昨年出した集団精神療法の本は、大学でテキストとして使って頂いてるという話を学生相談関係の集まりや、集団精神療法学会で聞いて、大変嬉しく思っています。ぼくも"A Young Person's Guide to Group Psychotherapy"という文章を書いたかいがあります。
誰にも指摘されていないけれどぼくの書いた章のタイトルの元ネタはこれ。A Young Person's Guide to King Crimson - Wikipedia, the free encyclopedia
ただ、若い人のための集団精神療法といっても、ちょっとディープすぎるというか、まず軽い集まりから始めたいみたいな人には不向き。それでは他にどういう本があるかというと、全然ないのです。まさかスラヴソンじゃ古すぎるし、入手しづらいし。英語なら昔ぴゅん氏がアメリカで使ったというこのテキストがよいです。今は日本でも有名なコーリー先生夫妻が書いたグループ本。昔、病院時代に読書会をしていました。現在8版と定評がありますね。
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ヤーロムのグループセラピー本もついに本家の翻訳が出版されたし(ちょっとお高いですが)、グループ業界ももっと盛り上げていけたらよいと思います。
ヤーロムグループサイコセラピー―理論と実践 | |
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一応スラヴソンも貼っときます。図書館で読みましょう。
分析的集団心理療法 (1958年) | |
S.R.スラブソン 小川 太郎 誠信書房 1958 売り上げランキング : Amazonで詳しく見るby G-Tools |