2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧
フロイト、ラカン、レヴィナスなどを引きつつ、神戸児童連続殺傷事件、いじめ、フェリーニの「道」などの分析を行っています。 老人に対する通り魔殺人を創造的なファルスを失った自己像(去勢された自己像)を投影とか書いてあるのを読むとなんだかげんなり。…
近年亡くなったパレスチナ出身のポストコロニアリズムの論客がロンドンのフロイト・ミュージアムで行ったフロイトのユダヤ人観に関する講演。紹介を行っているのが、精神分析家のクリストファー・ボラスです。フロイトと非‐ヨーロッパ人エドワード・W・サイ…
「構造構成主義とは何か?」を読んで、今ひとつ具体的な実験のイメージが浮かばなかったので著者による「抱き」に関する実際の研究を読んでみました。 理論的なベースとしては、リクールが構造主義に対して行っている受身性の批判の超克として「構造」を主体…
ポストコロニアルな視点から、薬害エイズ、慰安婦問題、ホロコースト、9・11、ベトナム帰還兵などトラウマを巡る問題を考察。トラウマの医療人類学宮地 尚子 みすず書房 2005-07-22売り上げランキング : 121490Amazonで詳しく見るby G-Tools関連商品 トラウ…
内田樹論が含まれているというので読んでみました。僕が批評家になったわけ加藤 典洋 岩波書店 2005-05-21売り上げランキング : 49278Amazonで詳しく見るby G-Tools関連商品 街場のアメリカ論 NTT出版ライブラリーレゾナント017 知に働けば蔵が建つ 詩とこと…
宇都宮病院は精神障害者、ホームレスなど社会から疎外された人々の収容装置として機能したわけだが、そのあり方がまさに精神病院の本質であるとし、天皇制という王権から排除される賤民への治安処分、はては天孫系の神々に排除された土着系の国ツ神の系譜に…
内田先生と「オニババ化する女たち」の著者で疫学者の三砂ちづるさんとの対談集。実は三砂さんと「負け犬の遠吠え」の著者の人と区別がついていませんでした。「オニババ化する女たち」も読んでみようかなと思いました。身体知-身体が教えてくれること内田 …
自主出版書籍「べてるの家の本」、同じく「べてるの家」のドキュメンタリー・ビデオ「ベリー・オーディナリー・ピープル」の制作に関わり、まちづくり、コミュニティ・ビジネスの仕事を行っている著者によるコミュニティの変革の試みの事例集。もちろん「べ…
作者はジャーナリスト。「悩む力」っていうのは「べてるの家」にぴったりかな?とは思いますが、客観的な筆致なのでべてるの家の歴史はよくわかりました。悩む力斉藤 道雄 関連商品 べてるの家の「非」援助論―そのままでいいと思えるための25章 降りていく生…
筒井康隆の最新短編集。やっぱり筒井康隆はよいね。壊れかた指南筒井 康隆 文藝春秋 2006-04-26売り上げランキング : 2022Amazonで詳しく見るby G-Tools関連商品 銀齢の果て 小説のゆくえ ヨッパ谷への降下―自選ファンタジー傑作集 笑いの力 音がなければ夜…
浦河べてるの家のことを知ったのは新聞記事か何かで「G&M(幻聴&妄想)大会」(統合失調症当事者の方が自分の幻聴、妄想の内容を語り、すぐれた幻聴、妄想に賞を与えるというもの)のことを読んだときでした。それ以来いろいろなところで目にする機会はあり、…
態度が悪くてすみません―内なる「他者」との出会い内田 樹 角川書店 2006-04売り上げランキング : 782Amazonで詳しく見るby G-Tools関連商品 身体知-身体が教えてくれること 9条どうでしょう 健全な肉体に狂気は宿る―生きづらさの正体 知に働けば蔵が建つ 街…
宮藤官九郎の昼メロ。夏目漱石が主婦となって現代に転生。うーん。昼間から凄いものをやってますね。