伝統的心理療法へのアンチテーゼとしてのコミュニティ心理学をうちだしたいい本だと思うのですが、訳が直訳調で読んでいると苦しくなります。
- p.1 遡行的な介入→事後的な介入 順行的なアプローチ→予防的なアプローチ
- p.2 「精神障害の診断と統計の手引き」にDSMの略号を付さないのはどうか。
- p.4 「あたなのクラスの別のメンバーを表している」→「クラスの中にひとりはいることになる」
- p.17 「脅迫観念」→「強迫観念」
- p.24 「実践的心理学者」→「経験を積んだ心理学者」
- p.27 誰もきちんと引用していないけれど、症状除去の医学モデル批判は Dohrenwend(1978) の孫引き? 「徴候」→「症状」?
- p.46 「社会的ペタル状態 sociopetal」→「花びら型の社交の」
- p.210 「死亡率」→「落伍率」 プログラムの死亡率って・・・怖すぎます。単に途中で辞めてしまう人の割合なんだから落伍率で良いでしょう。
コミュニティ心理学 | |
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