このたび私たちは、日本人間性心理学会の自主プログラムとして、心理職の資格問題について様ざまな立場からの説明・情報交換と話し合いの会を開くことになりました。
この一年ほど、心理資格問題は一般の耳目をも集めてきました。国家認定資格の法案が準備され、国会提出の一歩手前まで進みました。
「心の専門家」とも言われるこの職種をめぐっては、現在までのところ、臨床心理士と医療心理師の国家資格候補があります。このほか、認定心理士、発達心理士など種々の団体からも認定資格が発行されています。
しかしながら、これまではこれら異なる立場からの意見が公開の場で交換される場面は、ほとんどありませんでした。人間性心理学会は、発足当初からこの問題に対して、中立的な立場をとってきました。そこで、この強みを活かして、各方面からの考え方を検討し話しあう会を開こうと、私たちは考えています。
今回はとくに、臨床心理士/医療心理師の法制化に関係された団体などから、事情を御存知の方をお招きし、これまでの経過と考え方の御説明を賜わって、私たちの理解の一助にしたいと考えています。
題;心の専門家の国家資格をめぐって ー 異なる立場の対話
日時;3月4日(土)午後1時半から5時まで
場所;芦屋市民センター 401室
芦屋市業平町8-24 TEL0797-31-4995 http://www.city.ashiya.hyogo.jp/acc/
(JRまたは阪神;芦屋駅・阪急芦屋川駅より各徒歩5分)
話題提供者:
手塚千恵子(大阪市立総合医療センター/臨床心理士会)
宮脇稔(精神障害者社会復帰施設アンダンテ/全心協)
司会:實川幹朗(姫路獨協大学/日本人間性心理学会)
入場無料 [ただし200名を超えた場合、入場をお断りすることがあります]
主催;日本人間性心理学会会員
森岡正芳 井上靖子 實川幹朗
☆ 会員以外からの参加も歓迎いたします。
●何らかの結論を出すための会議ではありません。特定の立場の利害を優先する目的ではなく、問題の理解と学会の方向についての、情報交換と検討のための集いです。この趣旨をよく御理解の上、多数の御参加を戴けますよう、お願い申し上げます。
お問い合わせ先;實川幹朗 zitukawa@himeji-du.ac.jp