構造構成主義とは何か/西條剛央

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 構造構成主義 structural constructivism って何?、社会的構築主義のまた別名?と思いましたが、著者の提唱する新しい思想ということなのですね。
 この著作では科学哲学的基礎が中心で、今ひとつ構造構成主義の実際のイメージが沸かないのですが、実践と理論・基礎研究、自然科学と社会科学の統合的基礎論を提供しようという野心的な試みです。最後の方で、ナラティヴ・ベイスド・メディスンとか古武術への応用などでてきて興味を引かれます。
 ただ、相対主義のなんでもあり、ってそんなにまずいのかな・・・と思ってしまいました。統合モデルって何だか肌に合わないところがあります。エクスナー式とかね・・・
 いや、それにしても西條先生、お若いですね。どのくらいかというと、ミスチルにインスパイアされてこの著作を書いたというくらい・・・
http://www.geocities.jp/structural_constructivism/index.htm

構造構成主義とは何か―次世代人間科学の原理
構造構成主義とは何か―次世代人間科学の原理西條 剛央

北大路書房 2005-04
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