精神分析家ウィニコットの概念から22を選び出し、引用を交えつつレビュー。原題は"The Language of Winnicott A Dictionary of Winnicott's Use of Words" 。"Use of Words" がウィニコットの"Use of Objets"(対象の使用)をふまえているのに、無難すぎの邦題になってしまったのが残念。せめてサブタイトルで何か入れてほしかったな。「ウィニコット語辞典 ウィニコットの言葉の使用」とか・・・
- p.105-106 エニッド・バリント(Enid Balint) → イーニド・バリント Enid をエニッドと読みたくなる気持ちはよくわかる。自分も同名のプログレバンドをずっとエニドという何だか得体の知れない幾何学的印象を与える読み方で読んでいたけれど、これがバリントの3番目の奥さんの名前と同じだと気づいて、女性名であり正しい読み方も知って拍子が抜けた。バリントもハンガリー語の発音はバーリントに近いがまあ許容範囲。
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