心理学史上の重要な実験を取り上げてその意義、問題点などを指摘する本。ローレンス・スレイターの『こころは実験できるか』なんかとも結構重なってます。問題点は実験数が多すぎて、ひとつひとつの実験の掘り下げが甘いこと。ロールシャッハ・テストの項なんかをみるとどうもいまいちまとはずれという感じ。でもまあだいたいこんな実験あったなと確認しておくにはいい本かも。いちばんのインパクトは「じっくりと観察・記録されながら実験室で性行為」を行った18歳から80代までの700人近くの人間を扱ったマスターズの実験。射精前後のペニスの大きさまで測定されちゃっていいのという感じ。
- p.66 フォルクス Foulkes → フークス
- p.95 ウォルビ → ウォルピ
- p.329 imposionセラピー → インプローシブ療法(本文の表記)
心理学を変えた40の研究―心理学の“常識”はこうして生まれた | |
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