ロールシャッハ色彩論/デイヴィッド・シャピロ

 日本の臨床心理学関係の書籍には珍しく表紙の鮮やかな紫と疑似ロールシャッハ図版のモノクロームの調和が美しく、内容にマッチしてますね。
 著者のシャピロは精神分析家〜オルゴン療法家のヴィルヘルム・ライヒの孫弟子、解説を読むと訳者の田澤先生はヴィルヘルム・ライヒに関心を持たれているようですね。邦訳のライヒの『性格分析』はオルゴン療法関連で増補された第二部を削除した形で出版されていますが、田沢先生はこの削除されている部分にも評価すべき点があると述べています。ちょっと読んでみたくなりました。


 ディヴィッド・シャピロ(2004) ヴィルヘルム・ライヒ性格分析の理論的考察 アディクションと家族,21(3)


 解説は奇才、酒木保先生。訳文よりもこっちの方が読みどころかも。
 残念ながら訳の方は固くて今ひとつ。"exclusively" を「排他的」とか訳してるとたいていわけわかんなくなります。

センデンの早期視覚体験

ロールシャッハ色彩論
ロールシャッハ色彩論デイヴィッド シャピロ David Shapiro 田澤 安弘

大学教育出版 2005-09
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