自死という生き方―覚悟して逝った哲学者/須原一秀

 ようやく読んだ。65歳、清明な意識のもと、自らの哲学的思索の結論として老齢による自然史を避け、自死という実験を遂げた著者の最後の書。宗教的実践が難しくても、武士としての生き様は実践可能とは確かにその通りかと思う。

自死という生き方―覚悟して逝った哲学者
自死という生き方―覚悟して逝った哲学者浅羽 通明

双葉社 2008-01
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