宗教を否定した精神分析とスピリチュアリティ、宗教の関係。やっぱり原始宗教から話が始まるのじゃなくて、著者自身のスピリチュアリティの話からはいらないと何となく表面的というふうに感じてしまう。著者の「精神分析は宗教」という結論にはもちろん同意。そういう意識がなくて信仰を強要する人がいるときに精神分析はカルト化する、と思う。
全然関係ないけど、訳者の両北村氏にシミントンが序文で「夫妻」と呼びかけてて、おふたりが夫婦ということを知りました。というか、最初はそう思ってたんだけど、プロフィールの卒業年を見たら、うーんやっぱり親子かと思い直していたんだけど、見間違いか誤植ですね、きっと。
精神分析とスピリチュアリティ | |
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