分担翻訳はチーム・アプローチ 「精神分析的心理療法―実践家のための手引き/ナンシー・マックウィリアムズ」

 amazon のコメントでも訳への不満を書いている方がいましたね。残念ながら下訳レベルです。
 分担翻訳で監訳をするというのはたいへんなチーム・アプローチです。訳語の統一、相互的な誤訳の洗い出し、参加するメンバーの士気のコントロールなどなど、集団療法的なセンスが非常に必要とされる場でしょうね。


 アメリ精神分析協会のマーケティング対策本部の調査についてのゴッド(God, 2001)の報告書によると、(p.31)


 あー神様が精神分析マーケティング調査を、さすがアメリカ。
 で、文献一覧をみたら・・・ Good さんでした。

  • p.42 Psychoanalytic Review という論文では → Psychoanalytic Review は雑誌名。
  • p.123 Lain → Laing
  • p.142 パーソン金村の法則 → パーキンソンの法則 謎のパーソン金村でしたが「かねむら」じゃなくて「きんそん」だったのですね。
  • p.183 rkowitz → Arkowitz
  • p.256 Analysis Terminabe, and Interminable → 「終わりある分析と終わりなき分析」 なぜに英文、しかもスペリング間違い。
  • p.313 まるでシーザー婦人のように → まるでカエサルの妻であるかのように  ちなみにカエサルは独身でした。
  • p.325 Stozire → Strozier
  • p.348 Lwarence → Lawrence
  • p.349 同僚を正しく扱うこと → 同業者を正しく扱うこと   colleague はいつも同僚とは限りません。

精神分析的心理療法―実践家のための手引き
精神分析的心理療法―実践家のための手引きNancy McWilliams

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