アクスラインの関わりを基礎にしながらも、ユングやクライン的な象徴理解も柔軟に取り入れた安島先生の遊戯療法の世界。遊びの中にアセスメントがあって、生き生きとしたやりとり行われているのがいいですね。
箱庭療法というとドラ・カルフというイメージですが、それより前にクライン派のマーガレット・ローエンフェルトが世界技法というのをやっていて、その世界技法に影響を与えているのが『宇宙戦争』、『タイムマシン』で有名なH.G.ウェルズ(本書ではなぜか「ウェルス」表記)なんですね。
遊戯療法と子どもの「こころの世界」 | |
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