久しぶりに凄いものを読みました。
ダメなセラピストの実例集みたいな感じ。しかも、セラピストの生育歴などを実話らしく記述しています。
クライアントがどういっても「そうですか」しかいわないセラピスト。2年の経験を誇り同じクリニックの主治医の悪口でクライアントを洗脳するセラピスト。自分をクライアントに女王様のように崇拝させ、他のスタッフを人間以下と洗脳するセラピスト。カルフ女史から箱庭習ったとクライアントに自慢するセラピスト。
まあセラピストなんかろくな人間じゃないという気にさせられますね。
それは置いておくとして、著者の主張もかなり極端というか偏っています。
ソンディ先生!、そんなことおっしゃってたのですか。
もちろん、ソンディの言うように、心理療法士を選択する人たちは、「自己顕示性+妄想性→適応障害」として推測されるが、(p.105)
ばいきんまんですか!
ロジャーズ式面接法の基本である。心理療法士は先のごとく、「はー、ひー、ふー、へー、ほー」だけで十分であり、後は内容が込み入ってきたときのみ、若干の言葉を復唱するだけでよい。これが、心理療法士の行う心理療法の常識的対応法である。
常識!これならぼくにでもできそうだ。
まあ引用しきれないくらい笑える箇所ありすぎです。
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