マスター・セラピストに最悪の失敗事例に関して語ってもらうというインタビュー集。
現実療法のウィリアム・グラッサーとか、短期療法のスコット・ミラーとか結構邦訳が出いてるような有名どころのセラピストがインタビューに応じています。
笑える(笑えない)悲惨な失敗の事例ばかりが集まっているかと思えば、さにあらず、ほとんど失敗した記憶がないとか語るセラピストもいてさすがアメリカ。グラッサーなんかはこのタイプ。まずい結果になってもそれは「自分が選択しているのです」とか絶対言いそう。
いねむりをしていて目が覚めたらクライアントが「こんなことを話したのは生まれて初めてです」といってたって・・・それはアメリカン・ジョークですかという感じですね。
いちばん笑ってしまったのは不感症の女性に「オーガズムを感じることを援助できると思います」といってしまった男性セラピスト。狼狽するクライアントに対して「もちろん、ここでというわけではありませんが・・・」とかいってももう遅いです。
まずい面接―マスター・セラピストたちが語る最悪のケース | |
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