「山上敏子の行動療法講義with東大・下山研究室/山上敏子 下山晴彦」

 これはとってもいい本だと思います。山上先生の話し方も平易で良いですし、講義形式でさらにわかりやすいです。
 取り上げられている事例も強迫性障害(しかしすぐれた家族療法でもある)など行動療法らしいものから、長期のひきこもりなどファーストコンタクトでいかに治療同盟を結ぶかみたいなものまで、とっても勉強になります。
 というか、ぼくが大学でやっている事例も結構行動療法かも・・・と思いました。もっとこういう分野も勉強しないといけません。


 余談ではありますが、下山研究室は with が前置されるようになにやら人格が宿っているようですね。どんな人格なのかな・・・。

山上敏子の行動療法講義with東大・下山研究室
山上敏子の行動療法講義with東大・下山研究室山上 敏子 下山 晴彦

金剛出版 2010-08-31
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