人格の精神分析学/ロナルド・フェアベーン


第一部 人格の対象関係論
 第一章 人格における分裂的要因
  1 部分対象(身体器官)に向かうオリエンテーションを生み出してしまう傾向
  2 リビドー的態度のうちに見られる、与えることに対する受けとめることの優位
  3 リビドー的態度のうちに見られる体内化的要素
  4 リビドー的態度のかくれた意味としての、対象の空虚化
 第二章 精神病と精神神経症の、修正された精神病理学
  1 リビドー理論そのもののうちに潜む限界
  2 対象への依存の性質に基づいた、発達的対象関係論
  3 乳児的依存と大人らしい依存の間の移行的段階――その技術と精神病理学
  4 乳児的依存の段階とその精神病理学
 第三章 抑圧と、悪い対象の回帰(とくに戦争神経症に言及して)
  1 対象関係の重要性
  2 抑圧されるものの本質
  3 抑圧される対象
  4 悪い対象への道徳的防衛
  5 悪い対象への影響力についての力学
  6 悪い対象が開放されることへの防衛としての罪悪感
  7 悪霊との契約
  8 抵抗の源泉としての、悪い対象にたいするリビドー備給
  9 悪い対象へのカテクシスを解消すること
  10 悪い対象の精神病理学的回帰
  11 悪い対象の外傷的解放――とくに軍隊生活でのケースに言及して
  12 反復脅迫についての一注釈
  13 死の本能についての一注釈
  14 戦争神経症と戦争精神病
 第四章 対象関係から見た内的精神構造
  1 対象の内在化にたいする原理的説明としての、対象関係の心理
  2 衝動心理学とその限界
  3 構造心理学と構造の抑圧
  4 分裂的態勢
  5 「ヒステリー症に帰れ!」
  6 自我の複数性
  7 中心自我と副次的自我の対象関係
  8 基底的・内的精神状況と、これに基づく改訂された心的構造論
  9 分裂的状態とヒステリー症的状態に共通してみられる同じ一つのプロセスの、あい異なる二つの側面的特色と見なされる、抑圧と自我分裂
  10 基底的・内的精神状況と自我の複数化の、起源
  11 リビドーと攻撃心を処理するための、「分割して統治せよ」の技術
  12 直接的抑圧と、リビドーの抵抗と、間接的抑圧
  13 エディップス状況の意味
  14 精神症の不安とヒステリー症の苦しみ
  15 力動的構造の心理学と、その科学的背景の概観
  16 一つの説明体系としての、力動的構造の心理学
  17 内在化された対象の力動的性質
  18 補遺
 第五章 対象関係と力動的構造
 第六章 人格の対象関係論にいたる発展的な歩み
 第七章 人格構造に関する著者自身の見解の発展の概要
第二部 臨床的論文集
 第一章 ある女性患者のいだいた宗教感的幻想についての覚え書き
    補遺
 第二章 一人の生殖器に異常のある患者の分析に見られたいくつかの特徴
 第三章 分析治療中の患者たちに及ぼした国王陛下の崩御の影響
第三部 社会心理学的論文集
 第一章 精神分析学から見た共産主義の社会的意義について
    後記
 第二章 心理学における必修科目と禁止科目
 第三章 戦争神経症――その本質と意義
  1 外傷的要因
  2 乳幼児的依存の要因
  3 分離不安
  4 擬似独立性
  5 家に帰りたいという脅迫的な欲求
  6 情緒的同一化
  7 士気を支えている要因
  8 結論にかえて
 第四章 性犯罪者の治療と更正
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