危ない精神分析/矢幡洋

 危ない「精神分析」とあるけど、本の内容のほとんどは記憶回復療法批判。ここらへんは確か、藤山直樹先生が精神分析研究で「精神分析」という言葉はもっと厳密に使わなきゃいけないと批判していたっけ。もっともそうするならまず「精神分析研究」という学会誌の名前をまず変更しなきゃいけないけどね。
 精神分析批判はブリーフセラピー、解決志向アプローチの立場からでおまけ程度です。

危ない精神分析―マインドハッカーたちの詐術
危ない精神分析―マインドハッカーたちの詐術矢幡 洋

亜紀書房 2003-07
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