精神科臨床と精神療法/馬場謙一
故・小此木啓吾先生からスーパービジョンを、山上千鶴子先生から教育分析を受けた元横浜国立大学教授の著者による摂食障害・青年期臨床・精神療法に関する論文集。
摂食障害に関しては論文に重複する部分も多かったのですが、家族療法ミラノ派のパラツォーリが精神分析家時代に摂食障害の対象関係論的病因論をとなえていたのだなとか、25年も前からリタリン濫用なんてあったんだなとか思いながら読みました。
精神分析とはいいつも行動療法や大量投薬による退行促進的なアプローチをとりいれたり折衷的なかかわりをされています。
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