夢を利用した認知行動療法というのがあるらしいのですが、それを箱庭療法に応用したもの。作ってもらった箱庭に主人公を設定し、その主人公の感情、認知スキーマ、作り手自身の認知スキーマとの比較を質問紙で調査したもの。
夢の場合は夢主の中に修正を要するような認知スキーマがでてくることはあるような気がするのですが、箱庭の場合は必ずしも主人公っていないわけだし、その主人公の認知スキーマと作り手の認知スキーマには随分差があるような気がします。
被験者が箱庭の実習の講義参加者なので基本的にモチベーションが高く、物語構成力も高い人が多いからそれなりの自己探索にはなっているとは思いますが。
- Gonclves → Goncalves cはセディーユ 本文中はみんな a が抜けてます。
箱庭による認知物語療法―自分で読み解くイメージ表現 | |
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