「言葉と脳と心 失語症とは何か/山鳥重」

 筆者は失語症を研究してきた神経内科医。自分の理解の程度はどっちがブローカ失語でどっちがウェルニッケ失語だったけ、とかいうレヴェルですが、読んでみて思うのは結構心理的な要因も大きいのだなと言うこと。失語症でもある場面でだけ正しい言葉が出たりということがあり、また歌は歌詞も間違えずに歌えるというようなことがあるそうです。脳の不思議を実感できる一冊です。

言葉と脳と心 失語症とは何か (講談社現代新書)
言葉と脳と心 失語症とは何か (講談社現代新書)山鳥

講談社 2011-01-18
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