治療者はいかに自分自身を分析するか 〜オートグノーシス〜

 患者の死、患者を好きになってしまった体験など精神科医の生々しい体験に関するエッセイが24編収められています。妊娠中の子どもを亡くしたことがセラピーに与えた影響について書かれた19章が胸を打ちます。全体に訳が堅いのは残念です。

  • 第1章 一般人称の you を「お前」と訳すと、ぎょっとするのでやめた方がよいと思います。

治療者はいかに自分自身を分析するか―オートグノーシス
エドワード メスナー ジョナサン・H. シュワルツ ジェイムス・E. グローヴス Edward Messner

金剛出版 1996-10
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