精神分析

「彼女たち―性愛の歓びと苦しみ/J.B.ポンタリス」

「精神分析用語事典」をジャン・ラプランシュと共に執筆したポンタリスの著作。ラプランシュが亡くなったと聞いて前に読んでいたけど載せ忘れていたことに気づいた。 ボナールのカバー画と同じように静謐で美しい女たちのエロティックな戯れの世界。彼女たち…

「関係精神分析入門―治療体験のリアリティを求めて/岡野憲一郎 吾妻壮 富樫公一 横井公一」

スティーブン・ミッチェルら新サリヴァン派、関係精神分析学派の入門書というよりは、自己心理学派、間主観性論者から、どちらかといえば主流派のマートン・ギル、乳幼児観察のダニエル・スターン、ベアトリス・ビービーらボストングループまで「二者精神分…

「精神分析入門・夢判断/ジークムント フロイト バラエティアートワークス」

内容的にはフロイトの自伝+ヒステリー研究+夢判断。ユングは狡猾そう、アードラーは癇癪持ちみたいに描かれてました。精神分析入門・夢判断 (まんがで読破)ジークムント フロイト バラエティアートワークス イースト・プレス 2010-04-30売り上げランキング…

「フロイトと日本人 往復書簡と精神分析への抵抗/北山修 編著」

タイトルだけ見たら日本文化論かと思いましたが(日本文化論なんだけど)、中心に据えられているのは矢部三重吉、丸井清泰、古澤平作、大槻憲二という四人の日本の精神分析のパイオニアたちとの文通のありよう。そこに北山先生が考察を加えていて、日本人の…

土居健郎先生ご逝去

精神分析の一時代が終わったという感じです。 訃報:土居健郎さん89歳=精神分析医、「甘え」の構造 - 毎日jp(毎日新聞)

夢の引き金解読ワークブック/ロバート・ラングス

夢の引き金解読ワークブックRobert Langs 小羽 俊士 誠信書房 1998-08売り上げランキング : 542152Amazonで詳しく見るby G-Tools

いまなぜ精神分析なのか―抑うつ社会のなかで/エリザベート・ルディネスコ

なんかサイエントロジーの口調を思い出しちゃいました。先の世界乳幼児精神保健学会でもフランスの方は「ペニス羨望」なんて古典的な概念で自信たっぷりに話しててびっくりしましたが。 精神分析が最後まで生き残る国は間違いなくフランスですね。 この点に…

精神分析への最後の貢献 フェレンツィ後期著作集/シャーンドル・フェレンツィ

ナチスのユダヤ人迫害が始まって、ヨーロッパからユダヤ人のエクソダスが始まり、彼らはイギリス、アメリカ、南米などへと亡命し、それとともに精神分析の中心も新しい場所へと移行してきます。それ以前の精神分析の中心といえば、まずはフロイトのウィーン…

フロイトのドキュメンタリー(仏語)

http://spinescent.blogspot.com/2008/05/sigmund-freud-et-la-psychanalyse.html

フロイト―無意識の世界への探検/マーガレット・マッケンハウプト

オックスフォード科学の肖像シリーズの一冊。オーソドックスなフロイトの伝記。あんまりフロイトについて知らない人向けです。フロイト―無意識の世界への探検 (オックスフォード科学の肖像)マーガレット・マッケンハウプト オーウェン・ギンガリッチ 林 大 …

なぜノーマ・ジーンはマリリン・モンローを殺したか/ルーシー・フリーマン

史上最も有名なセックス・シンボルとしての「マリリン・モンロー」のイメージの裏には、父親不在の家庭、祖母、母親の精神障害、孤児院と10の家族を転々とした少女時代、養父からの性的虐待、女優になるまでのコール・ガールに近い生活、乱脈な男性関係、10…

FBIが公開したヴィルヘルム・ライヒ関連資料

オルゴン療法関連で捜査されたのかと思いましたが、共産主義との関連で入国時から目をつけられていたようです。 http://drvitelli.typepad.com/providentia/2008/04/the-case-agains.html

史上最高落札見込みの絵画を描いたのはフロイトの孫

http://www.afpbb.com/article/life-culture/culture-arts/2377578/2823375

勝ち組のための精神分析 1セッション100万円(ロシア)

ウィーン、ロンドン、ブエノスアイレスと精神分析が盛んになるところには階層差あり。 http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2376734/2816395

女性心理療法家のためのQ&A/岡野憲一郎 心理療法研究会

「女性心理療法家」というタイトルにはなっていますが、中身は汎用的なものなので男性でも読むとよいと思います。女性心理療法家が臨床上ぶつかるさまざまな困難に対して複数の対応案をあげたもの。臨床上のアイディアを練るにはよいお手本になりますね。 で…

ジャック・アラン・ミレーユ、サルコジ大統領について語る

http://www.lepoint.fr/actualites-politique/sarkozy-peut-il-changer/917/0/230979

真理の山―アスコーナ対抗文化年代記/マーティン・グリーン

カウンターカルチャーというとヒッピー文化をつい連想するけれど、これはヨーロッパのカウンターカルチャーの中核であったアスコーナを巡る人物絵巻。アスコーナでは世界中の宗教学者が参加したエラノス会議も開かれていて、ユングなんかも参加している。 一…

精神分析指人形

フロイト、アナ、ユング、カウチというビミョーな取り合わせです。 http://www.neatorama.com/2008/04/06/psychoanalysis-finger-puppets/

アナ・オーンスタイン

ご主人のポール・オーンスタインと共にコーフト派の重鎮。ご尊顔は初めて拝見しました。 http://internationalpsychoanalysis.net/2008/02/07/introduction-to-anna-ornsteins-plenary-by-arnold-cooper/

ハンス事例再考

馬恐怖のハンス少年を分析したフロイトの有名事例ですが、ハンス少年の母親の精神的不安定さ、ハンスの姉に対する虐待などの影響などを考慮してるようです。 http://internationalpsychoanalysis.net/2008/02/07/introduction-to-anna-ornsteins-plenary-by-…

グループの無力感と激怒/アーネスト・ウルフ

9.11直前に語られたコフート派の分析家アーネスト・ウルフによる集団間の敵意の問題。 http://barbarany_9.blogspot.com/2008/02/group-helplessness-and-rage.html

ヒストリーチャンネル フロイト(仏語)

http://bienratersapsychanalyse.blogs.nouvelobs.com/archive/2008/03/23/freud.html

ラカンはこう読め!/スラヴォイ・ジジェク

実はジジェクを読むのは初めて。「こう読め!」なんていっておいて、絶対こうは読めないところがラカン的。ラカンはこう読め!スラヴォイ・ジジェク 鈴木 晶 紀伊國屋書店 2008-01-30売り上げランキング : 1541Amazonで詳しく見るby G-Tools関連商品 ひとりで…

解釈(英文)

「精神分裂病の精神分析」が邦訳されているハイマン・スポトニッツの解釈論。 http://modernpsychoanalysis.blogspot.com/2008/03/clinical-techniques-3-interpretation.html

Freud and the Freudians, Jung and The Jungians, During the Thirties and the Nazi Regime

http://internationalpsychoanalysis.net/2008/02/16/freud-and-the-freudians-jung-and-the-jungians-during-the-thirties-and-the-nazi-regime-by-thomas-aichhorn-christian-gaillard-alain-gibeault-jorg-rasche/

ジョージ・マカリス インタビュー

http://www.readexpress.com/read_freeride/2008/02/george_makaris_book_proves_that.php

リヒトフォーヘン姉妹/マーティン・グリーン

http://art-random.main.jp/samescale/077-1-1.html (フリーダ・リヒトフォーヘン)精神分析医でエロス運動の指導者オットー・グロスと出会って、彼の子を産む。ほぼ同時に姉のエルゼもオットー・グロスの子を産み、姉妹とも生まれた息子にペーターという名…