2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

サーバ移転のお知らせ

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もう10年近くサイトのサーバとして biglobe を使用してきましたが、最近はほとんどはてなを利用した更新ばかりとなったのと、昔のバンド仲間からサーバがサーバを貸してくれるというありがたい申し出があったので移転することにしました。 ホームページを下…

一目でわかる平成の大合併地図/イミダス特別編集

結構、飛び地の市ができてるんだね・・・一目でわかる平成の大合併地図―イミダス特別編集イミダス編集部 集英社 2006-03売り上げランキング : 69562Amazonで詳しく見るby G-Tools関連商品 平成大合併がわかる日本地図 村が消えた―平成大合併とは何だったのか…

マローンおばさん/エリナー・ファージョン

マローンおばさんエリナー ファージョン Eleanoa Farjeon Edward Ardizzone こぐま社 1996-10売り上げランキング : 143717Amazonで詳しく見るby G-Tools関連商品 町かどのジム 天国を出ていく 教室はまちがうところだ

[brief] 変化の原理/ワツラウィック・ウィークランド・フィッシュ

MRIオールスターズみたいな執筆者陣。ファースト・オーダー・チェンジ&セカンド・オーダー・チェンジなんてシステム変容の基本になる概念が説明されている。 p.74 古代ギリシアの詩人コンスタンディノス・カヴァフィス 中井久夫先生の訳で有名なギリシアの…

ソシュールのアナグラム/ジャン・スタロバンスキー

学生時代に丸山圭三郎ゼミに出ていて手書きのソシュールのアナグラム草稿のコピーが資料として配られていた。本が手元に届くまで気づかなかったが、"Les mots sous les mots" という原題を見て、これが丸山先生が講義の時にふれていた書籍だと気づいた。出版…

木を植えた人/ジャン・ジオノ

木を植えた人ジャン ジオノ 原 みち子 こぐま社 1989-10売り上げランキング : 31975Amazonで詳しく見るby G-Tools関連商品 木を植えた男 木を植えた男 二十億光年の孤独 アルケミスト―夢を旅した少年 チェンジメーカー~社会起業家が世の中を変える

まさかさかさま 動物回文集/石津ちひろ 長新太

つい刺激を受けると頭を回文が回ってしまいます。 嫁コビトカバか?飛び込めよ! 夜ウズラ、インパラ、パンいらず売るよ。 夜うまくアイアイ居合い、悪魔売るよ。 そうよ羚羊、いうよ、いれよ嘘。 寄れよ難波さ、ツチブタぶちつ、サバンナ寄れよ。 寄れよ津…

被害者と加害者の対話による回復を求めて 修復的司法におけるVOMを考える/藤岡淳子 編著

VOMとは Victim Offender Mediation の略。この"Mediation" を「和解」と訳すことに被害者支援運動の小西聖子先生が批判を加えているけれど、それはその通り。「修復」も「和解」にも価値判断が含まれている。タイトルの「対話」でさえ「お互いに歩み寄る」…

赤ちゃん教育/野崎歓

以前、id:plural_self さんにお勧めいただき読んでみました。おっしゃるとおりフランス文学者らしい韜晦と洒脱のあふれた親ばかエッセイで笑わせていただきました。 ジャック・ラカン博士のいわゆる「鏡像段階」に続いて(あるいはそれと平行して)、赤ん坊は…

認知行動アプローチと臨床心理学 イギリスに学んだこと/丹野義彦

イギリスの心理療法とは別物の認知行動的でエビデンスに基づく臨床心理学の広範なレポート。国家資格問題に関しても重要な資料です。 哲学から、精神分析まで、現代の臨床心理学の背景も詳しく解説されていて、ちょっぴりですがフークスの集団分析も取り上げ…

つまみぐい文学食堂/柴田元幸

つまみぐい文学食堂柴田 元幸 角川書店 2006-12売り上げランキング : 6910Amazonで詳しく見るby G-Tools関連商品 ティンブクトゥ 紙の空から ミスター・ヴァーティゴ 「ひとつ、村上さんでやってみるか」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける490の…

忘れられた人々 中国精神病人的生存状況/馬小虎

【購入数】★ 80年代末、中国の精神病院をカメラに収めた写真集。原題は「被人遺忘的人」。 精神医療に関わる人は是非見てもらいたい一冊。廃墟の中、裸のまま、治療されることもなく鎖につながれ拘束される人々。日本でだってそう遠くない昔にあり得た風景、…

マンガ お手軽躁うつ病講座High&Low/たなかみる

【購入数】★★★ 「マンガ境界性人格障害&躁うつ病REMIX」の作者の第一弾、実体験マンガ。第二弾では境界性人格障害も併発していると再診断されますが、この当時はまだ診断名は「躁うつ病」。入院などの実体験を交えつつ、躁うつ病に関する心理教育的な内容で…

喪男の哲学史/本田透

そういえば本田氏は早稲田の哲学科中退でした・・・「モテ」と「非モテ=喪」という視点から、哲学史を再構成。 フロイトも患者への性的接近を禁じる「護身」の「喪」として描かれています。喪男の哲学史本田 透 講談社 2006-12-20売り上げランキング : 5800…

構成主義的心理療法ハンドブック/マイケル・F・ホイト 編

再決断療法、コラボレイティヴ・セラピーなど構成主義的な心理療法に関する論文集。原著22論文のうち13論文の抄訳。 各著者と訳者の組み合わせによる”構成”の結果を尊重することにして 訳の質の問題を”構成”の結果とすりかえてはいけないと思います。一部の…

知的ストレッチ入門/日垣隆

21世紀版「知的情報の技術」。「超整理法」もコンセプトは同じだけど、稼働率は確かに大事だね。 以下、気になった商品。http://auction.woman.excite.co.jp/item/47108942 http://www.amazon.co.jp/gp/search?__mk_ja_JP=%83J%83%5E%83J%83i&keywords=max+h…

ナラティヴと医療/江口重幸 野村直樹 斎藤清二 編

ナラティヴと医療江口 重幸 野村 直樹 斎藤 清二 金剛出版 2006-12売り上げランキング : 42900Amazonで詳しく見るby G-Tools関連商品 カウンセリング・マインド再考―スーパーヴィジョンの経験から

全国大学メンタルヘルス研究会1日目

aca

講演は関東医療少年院の奥村雄介先生「青年の反社会的行動と自己破壊的行動」 一緒に本を書いている野村俊明先生は、大学院生だった僕が初めて一緒に組んで仕事をさせていただいた方なのでした。非行精神医学―青少年の問題行動への実践的アプローチ奥村 雄介…

猿を探しに/柴田元幸

猿を探しに柴田 元幸 新書館 2000-10売り上げランキング : 311013Amazonで詳しく見るby G-Tools関連商品 死んでいるかしら 生半可な学者―エッセイの小径 生半可版 英米小説演習 村上春樹と柴田元幸のもうひとつのアメリカ 舶来文学 柴田商店―国産品もあります

村上春樹と柴田元幸のもうひとつのアメリカ/三浦雅士

佐藤友哉ら若い作家への村上春樹と柴田元幸の影響からはいって、アメリカ文学とふたりの接点について考えを巡らし、途中から柴田元幸のインタビューになってちょっとびっくり。 最初に村上春樹を読んだのは、やっぱりサリンジャーを勧めてくれた友人が貸して…

分裂病者と家族/高臣武史

1985年出版の、家族療法というよりは家族病理学の本。二昔前の本なのでところどころに時代を感じます。 分裂病(=統合失調症)を「人格の反応」であるという心因論の立場は、分裂病の症状が了解可能で、あたりまえの反応であるという側面を強調するという文脈…

分身 ドッペルゲンガー/オットー・ランク

1914年発表の精神分析の古典。オットー・ランクは非医師の精神分析家で、「出産外傷」というアイディアでは「トラウマ」に注目し、「中断療法」では短期療法的アプローチを試み、フロイトと決裂後はフィラデルフィアに渡り、ロジャーズにも影響を与えている…

Viktor Frankle

http://youtube.com/results?search_query=viktor+frankle&search=Search

暴れる系の女たち/衿野未矢

フェミニズム系の学習本などの最初に、世間の人がよく思いこんでいる間違いをあげて、神話「レイプは見知らぬ人が加害者となる」→現実「レイプのと加害者はほとんどが知人」というようなのを並べることがある。これでいくと神話「暴力事件の加害者は男性」→…

更新期の文学/大塚英志

更新期の文学大塚 英志 春秋社 2005-12売り上げランキング : 191074Amazonで詳しく見るby G-Tools関連商品 初心者のための「文学」 物語消滅論―キャラクター化する「私」、イデオロギー化する「物語」 「ジャパニメーション」はなぜ敗れるか 香山リカと大塚…

ベトナム戦争神経症/チャールズ・R・フィグレー

戦争神経症関連書籍の古典。この本によればベトナム戦争における兵士の精神疾患発生率は他の戦争に比べて低いとのこと。現代から見直してみるとどうなのだろう。 p.104 カブラー・ロス → キュブラー・ロス p.144 クルト・ヴォネガット → カート・ヴォネガッ…

「臨床家」アクセス不可の不具合訂正

今気づきましたが、XOOPSで「臨床家」登録をした方がログインすると、コンテンツにアクセスできなくなっていました。プライベート・フォーラムに『「千と千尋の神隠し」における水、まなざし、トラウマ』という論文草稿を掲載していたのですが、まったくアク…

パーソンセンタード・エンカウンターグループ/伊藤義美 編

人間関係研究会のエンカウンターグループ活動及び応用をまとめたもの。ファシリテーターを Fac. と略するのはどうかな。ちなみにラテン語で「やれ!」は「Fac!」。 小学校の担任がクラスの児童全員にベーシック・エンカウンターグループを行う試みが乗ってい…

同人誌・幻影城の時代

70年代の終わりに探偵小説専門誌「幻影城」というマニアックな雑誌が発行されていました。戦前の探偵小説、幻想小説を発掘したり、新人の登用にも力を入れ、竹本健治、栗本薫、泡坂妻夫、連城三紀彦、田中芳樹(当時は李家豊)というそうそうたる面々がデビュ…

萌えの研究/大泉実成

体験的ノンフィクション・ライターの大泉さんの「萌え」研究。(Atok2005では「萌え」は変換されないませんね)。パーソナリティディスオーダーの次は萌えですか。でも萌え研究なのに3次元の人が表紙じゃ気分が出ませんね。内容的には「萌え」そのものを突き詰…