2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧
15年にわたる毎年刊行の偉業もついに完結。蛮族オドアケルによって西ローマ帝国が滅亡、と教科書的には一行ですむような、それでも古代世界での大事件を淡々と描いています。ローマ人の物語〈15〉ローマ世界の終焉塩野 七生 新潮社 2006-12売り上げランキン…
【購入数】★ 実録体験マンガ。第一弾は未読ですが、その時は「躁うつ病」という診断だったようです。本作では境界性人格障害という診断も加わったとのこと。たなかみるのさいと http://miru.oheya.jp/マンガ境界性人格障害&躁うつ病REMIX 日々奮闘している方…
ソリューション・フォーカスト・アプローチの創設者であるインスー・キム・バーグ氏が亡くなられました。takashi さんのブログで訃報を知りましたが、詳細は下記のリンクにあります。突然死だったようです。 「コンプリメント」なんて嘘くさいとつい思ってし…
お話について松岡 享子 東京子ども図書館 1996-11売り上げランキング : 491780Amazonで詳しく見るby G-Tools
心とかかわる臨床心理―基礎・実際・方法川瀬 正裕 松本 英夫 松本 真理子 ナカニシヤ出版 2006-04売り上げランキング : 260239Amazonで詳しく見るby G-Tools
日垣版「悪魔の辞典」。一番ささった言葉はこれかな。 大学改革とは、単に教養部を廃止したり入試をいじったり大学院を設けたりといったレベルでなく、旧態依然の学問スタイルを変革してゆく営みである。刺さる言葉―目からウロコの人生論日垣 隆 関連商品 ど…
ウェブ上に連載されてたものがようやくまとまりました。これを読んで生き延びられるかは???だけど、語りかけ口調で読みやすいのは確か。ラカンをネタにしたポップ評論というところ?生き延びるためのラカン斎藤 環 バジリコ 2006-11売り上げランキング : …
殺人、放火、ドメスティック・バイオレンスなどの法精神医学の事例集。ひょっとして作田先生が担当した精神鑑定をほとんどそのまま5件のせてちょっと考察しただけ?http://www.sakuta-akira.com/index.html 複合犯罪作田 明 勉誠出版 2005-05売り上げランキ…
自閉症と診断されたレッサーパンダ男による通り魔殺人、聴覚障害者のヤクザ、殺人者、知的障害者の売春婦など司法における障害者の暗部と機能しない福祉行政を描く。累犯障害者山本 譲司 新潮社 2006-09-14売り上げランキング : 291Amazonで詳しく見るby G-T…
セラピスト倫理でよく言われる「多重関係」って言葉が嫌い。教員とカウンセラーはこの本によれば多重関係で「できるだけその状況を避けること」って書いてある。まあ搾取的な多重関係があるのは確かだと思う。また、論文指導とカウンセリングという濃い関係…
くだらない謎本だけど、いちおうざっと目を通しました。「千と千尋」の謎―『ハイジ』『ルパン』から『千と千尋の神隠し』まで宮崎駿アニメ研究会 アミューズブックス 2002-05売り上げランキング : 543675Amazonで詳しく見るby G-Tools
高校のブラスバンド部の過去と、40にならんとしてバンド再結成を企てる現在とが交錯する青春模様。タイトルを見たとき、津原泰水、少女小説家に復帰かと思ったけれど、けだるい感じはやっぱり津原やすみとは違うか(さすがに少女小説時代は未読だけれど)。 筆…
1941年、太平洋戦争開戦の年に初版が出版された戦争神経症に関する古典的著作。 筆者はフロイトから教育分析を受けた精神科医で、ジョーンズ、フェレンツィ、ラドー、ジンメル、フレンチ、シルダー、アレグサンダーといった精神分析家たちの論文も引かれてい…
これもサルトルの『むかつき』と同じみすず書房の抄訳+評論シリーズ。カミュの "L'etranger" 。英訳では "The Outsider" 既訳では「異邦人」だけど、確かに「異邦人」では高尚すぎ。 僕にとっては原書で読んだことのある数少ないフランス文学のひとつ。後は…
前期は毎年開講している「こころの深層」を改題して、「こころと物語の深層」です。登場人物の心理というよりは物語論ばかり語っている気がするので改題することにしました。 後期は新しい試みで「ロックとアートからみるメンタルヘルス」 Rock, Art & Mental…
イラスト、しりあがり寿。英単語のうんちく集。 psycho (精神病患者) という見出しで。(普通は psychotic じゃなくて psychopath の意味で使うだろうけど) psychologist 「心理学者、精神分析医」 まあ、一般の人の理解なんてこんなもの。蔵出し英単語ものが…
『むかつき』というとぴんと来ないけれど、これは今まで「嘔吐」と呼ばれていたサルトルの小説のこと。La nausee っていうのは「吐き気」であって「嘔吐」じゃないから、本当はこっちの訳の方が原語に近い。こういうのは結構、古典作品には多くて、通称で広…
「テレヴィジオン」完全版映像、セミネールの録音など。 http://www.ubu.com/sound/lacan.html
諸悪の根源インターネット論が微笑ましいです。 p.19 ヴィルヘルム・ライヒは子宮からこの世に生まれ出る苦しみがすべての苦しみの始まりだという「出産外傷説」を考えました。 「ラ」で始まる3人の精神分析家はよく混同されますね。さすがにラカンは別です…
理論社から出ているので絵本かと思ったら、イラストのついた短編という感じ。終盤やや意外な展開。この庭に―黒いミンクの話梨木 香歩 理論社 2006-12売り上げランキング : 9415Amazonで詳しく見るby G-Tools関連商品 水辺にて―on the water/off the water 蟹…
魔羅節岩井 志麻子 新潮社 2004-07売り上げランキング : 12649Amazonで詳しく見るby G-Tools関連商品 ぼっけえ、きょうてえ 邪悪な花鳥風月 黒焦げ美人 夜啼きの森 チャイ・コイ
ほうかご探偵隊倉知 淳 講談社 2004-11売り上げランキング : 116727Amazonで詳しく見るby G-Tools関連商品 魔王城殺人事件 神様ゲーム 怪盗グリフィン、絶体絶命 カーの復讐 闇のなかの赤い馬
PSY-PUBさんのブログで知って読んでみました。「弥次喜多 in DEEP」は傑作でした。個人的なプロフィールについてはあんまり知らなかったのでおもしろく読みました。ケダモノを飼い慣らして、自分をマネージメントするってなんかよいたとえですね。表現したい…
出版社/著者からの内容紹介 今日の精神分析の危機とは,なにを意味するのか.精神分析の停滞の原因はどこにあるのか.「思考の経験としての精神分析」という視座から,精神分析を再開するための新たな理論的根拠を提示し,相互に深く絡みあっている臨床的な…
【購入数】★★ 内容(「BOOK」データベースより) 著者が唱える「心理療法の常識」は、地道な経験の積み重ねの中から臨床に役立つこと、治療に有用なことがらを丹念に集め、それらを精製して織り出したものである。大小を問わず「常識」の数々が具体的事例と…